急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018

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M2PLUS

主催:急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン改訂出版委員会

共催:日本肝胆膵外科学会

   日本腹部救急医学会

   日本胆道学会

   日本外科感染症学会

後援:日本医学放射線学会

   帝京大学グループ

ISBNコード:978-4-86517-285-0

発行年月日:2018年9月10日 第 3 版第 1 刷発行
      2020年12月25日 第 3 版第 2 刷発行

サイズ・頁数:A4判・226頁


[商品説明]2005年に発刊された『急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン』の第3版!
診療指針(フローチャート)に大きな改訂がなされたTG18の邦文版。

[目次]

序文
評価委員の言葉
第I章 クリニカルクエスチョン一覧
第II章 本ガイドライン改訂の必要性と作成方法
  1. 本ガイドライン改訂の背景
  2. 本ガイドラインの目的と利用者,対象者
    1. 1)目的
    2. 2)利用者
    3. 3)対象者
  3. 本ガイドラインを使用する場合の注意事項
  4. ガイドライン作成ならびに評価に関する委員
    1. 1)出版責任者・組織委員長
    2. 2)出版・作成副委員長
    3. 3)顧問
    4. 4)ガイドライン作成委員,担当領域
    5. 5)文献検索指導
    6. 6)ガイドライン評価に関する委員
  5. ガイドライン作成法
    1. 1)重要臨床課題の抽出
    2. 2)ガイドライン全体の構成
    3. 3)クリニカルクェスチョン(CQ)の再検討
    4. 4)システマティックレビュー
    5. 5)推奨作成
    6. 6)外部評価
    7. 7)公聴会
  6. 文献検索法,総体としてのエビデンスのレベル,推奨の強さ
    1. 1)文献検索法,採用基準,除外基準
    2. 2)総体としてのエビデンスのレベル
    3. 3)推奨の強さの決定
  7. 改訂
  8. 資金
  9. 本ガイドライン普及推進の工夫
    1. 1)臨床で実施された内容の反映
    2. 2)モバイルアプリの開発と提供
    3. 3)TG18(Update Tokyo Guidelines)の無料公開
    4. 4)本ガイドラインの展開媒体
  10. 利益相反
第III章 重要な基本的知識(Background knowledge)
─治療の基本的概念,定義,基準,病態,疫学,言葉の定義,歴史等─
  1. 定義・病態
    1. 1)急性胆管炎
    2. 2)急性胆嚢炎
  2. 発生率
    1. 1)有症状化の頻度
    2. 2)急性胆管炎・胆嚢炎における重症例の頻度
    3. 3)ERCP 後の合併症としての急性胆管炎・胆嚢炎
  3. 成因と機序
    1. 1)急性胆管炎
    2. 2)急性胆嚢炎
    3. 3)危険因子
  4. 予後
    1. 1)死亡率
    2. 2)死因(Cause of death)
    3. 3)再発
第IV章 急性胆道炎の初期診療と急性胆管炎のフローチャート
  1. 急性胆道炎に対する初期対応フローチャート
    1. 1)初期治療
    2. 2)重症度判定と全身状態の評価
  2. 急性胆管炎診療フローチャート

第V章 急性胆管炎の診断基準と重症度判定基準
  1. 診断基準
    1. 1)急性胆管炎・診断基準のプロセスと,
        TG18(Tokyo Guidelines 2018)基準
    2. 2)TG18/TG13急性胆管炎診断基準の評価
    3. 3)TG18/TG13急性胆管炎診断基準のコンセプト
  2. 臨床徴候
    1. 1)急性胆管炎の臨床徴候と疾患概念,用語に関する歴史
    2. 2)急性胆管炎の臨床徴候
    3. 3)胆道疾患の既往
  3. 血液検査
    1. 1)一般血液検査
    2. 2)その他の血中マーカー
  4. 画像診断
  5. 鑑別診断
  6. 重症度判定基準
    1. 1)急性胆管炎重症度判定基準の沿革
    2. 2)TG18/TG13急性胆管炎重症度判定基準の評価
    3. 3)TG18/TG13急性胆管炎重症度判定基準改訂のコンセプト
第VI章 急性胆嚢炎の診断基準と重症度判定基準
  1. 診断基準
    1. 1)急性胆嚢炎診断基準・重症度判定基準の改訂のポイント
  2. 臨床徴候
  3. 血液検査
  4. 画像診断
    1. 1)超音波検査(体外式)
    2. 2)単純X 線写真
    3. 3)CT(computed tomography)
    4. 4)MRI(magnetic resonance imaging)/
        MRCP(magnetic resonance chorangiopancreatography)
    5. 5)ERCP(endoscopic retrograde cholangiopancreatography)
    6. 6)EUS(endoscopic ultrasonography)
    7. 7)99mTc-hepatobiliary iminodiacetic acid(HIDA)scan
    8. 8)DIC(drip infusion cholangiography),DIC-CT
  5. 鑑別診断
  6. 重症度判定基準
    1. 1)急性胆嚢炎重症度判定基準改訂のコンセプト
第VII章 急性胆管炎・胆嚢炎の抗菌薬治療
  1. 抗菌薬の役割
  2. 意思決定プロセス
  3. 急性胆管炎・胆嚢炎の微生物学
  4. グラム陰性桿菌のESBL(extended─spectrum beta─lactamase)
      およびカルバペネマーゼ産生菌の地域での蔓延率prevalence
  5. クリニカルクェスチョン
  6. 市中発症の急性胆管炎と急性胆嚢炎の治療に適切な抗菌薬の選択と投与計画
  7. 市中発症GradeⅢの急性胆管炎・急性胆嚢炎の抗菌薬治療
  8. 軽症および中等症の市中発症急性胆管炎および胆嚢炎
  9. 医療関連急性胆管炎および急性胆嚢炎
  10. 胆道感染症の治療に抗菌薬の胆汁移行性は関与するか?
  11. 高度耐性菌による胆管炎・胆嚢炎はどのように治療すべきか
  12. 感受性結果が判明後の抗菌薬治療
  13. 経口薬への変更
  14. 抗菌薬による潅流
  15. 結論
第VIII章 急性胆管炎に対する胆管ドレナージの適応と手技
  1. 胆管ドレナージの適応とテクニック
    1. 1)経皮経肝胆道ドレナージ(PTCDまたはPTBD)
    2. 2)外科的ドレナージ
    3. 3)内視鏡的経乳頭的ドレナージ(EBD)
  2. 乳頭処置
    1. 1)内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)
    2. 2)内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)
    3. 3)内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術(EPLBD)
  3. 術後再建腸管例に対する胆管ドレナージの適応とテクニック
    1. 1)術後再建腸管例に対するバルーン小腸内視鏡による胆管ドレナージ
    2. 2)術後再建腸管例に対する超音波内視鏡ガイド下胆管ドレナージと順行性治療
第IX章 急性胆嚢炎に対する胆嚢ドレナージの適応と手技
  1. PTGBD
  2. 内視鏡下胆嚢ドレナージ
  3. PTGBA
  4. 凝固異常や抗血栓薬内服中の患者に対する胆嚢ドレナージ
  5. ENGBDとEGBSの手技
  6. ENGBDかEGBSどちらが選択されるべきか
  7. 特殊な胆嚢ドレナージ:超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ(EUS─GBD)
    1. 1)EUS─GBDの手技
    2. 2)EUS─GBDの成績
    3. 3)Questions
第X章 急性胆嚢炎診療フローチャート
  1. 第3版で提示する急性胆嚢炎診療フローチャートの作成基準
    1. 1)米国麻酔科学会による術前状態分類
    2. 2)年齢調整を含めたチャールソン併存疾患指数
    3. 3)臓器障害の種類(治療反応性臓器障害または致死性臓器障害)
  2. 急性胆嚢炎の診療フローチャート
    1. 1)GradeⅠ(軽症)のフローチャート
    2. 2)GradeⅡ(中等症)のフローチャート
    3. 3)GradeⅢ(重症)のフローチャート
    4. 4)高次施設への搬送基準
第XI章 急性胆嚢炎に対する外科治療
─腹腔鏡下胆嚢摘出術の安全な手順safe steps─
  1. 胆嚢亜全摘術
  2. 開腹移行
  3. Fundus first technique
  4. 回避手術の適応
第XII章 急性胆管炎・胆嚢炎診療バンドル
第XIII章 急性胆管炎・胆嚢炎バンドルチェックリスト