プレシジョンメディシンを目指した前立腺癌診療〜生検・臨床病理・遺伝子検査・リキッドバイオプシー〜

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医書.jp

監修:公益財団法人前立腺研究財団

ISBNコード:978-4-86517-428-1

発行年月日:2021年7月30日

サイズ・頁数:A4判・290頁


[商品説明]前立腺生検の多様化する臨床、生検標本ならびに全摘標本の取り扱い、前立腺癌病理の最新の情報、
前立腺組織における遺伝子解析ならびに新規治療、今後の発展が期待されるリキッドバイオプシーについて最新の情報をまとめた1冊。
前立腺癌の診断・治療において「プレシジョンメディシン」は有効に応用できる可能性を秘めています。
是非、実臨床にご活用ください。

[目次]

Ⅰ 多様化してきている前立腺生検手技:多数ヵ所生検,MRI 標的生検
1 .80 歳以上の高齢者に対する前立腺生検適応

 関根芳岳 他

2 .生検実施時の抗凝固薬・抗血小板薬の取り扱い

 横山みなと 他

3 .初回生検における生検本数と採取部位

 木村 剛

4 .経直腸的生検と経会陰生検:麻酔法およびそれぞれのメリット・デメリット

 計屋知彰

5 .MRI 標的生検の適応:優先度の高い症例は?実施が不要な症例像は?

 宇野裕巳 他

6 .MRI による前立腺癌診断:PI-RADS version 2.1とbi-parametric MRI

 楫  靖 他

7 .MRI 標的・MRI-TRUS 融合生検:総論

 松岡 陽

8 .MRI 標的・MRI-TRUS 融合生検:MRI撮像〜セッティング・生検施行までの流れ・人員・時間

1) BioJet®システム
  小路 直
2) Koelis 社Trinity®によるMRI/US fusion 生検の実際と結果
  鴨井和実
3) Real-time Virtual Sonography ガイド下前立腺生検の概要と手順について
  田中國晃

9 .MRI 標的生検:in-bore MRI ガイド下生検の臨床的有用性

 片平和博 他

10.初回生検陰性症例をどう扱うか?

 永原 啓 他

11.High grade PIN 症例:病理診断での注意点 (IDC-P の誤診?)・フォローアップ戦略
  と再生検タイミング

1) 泌尿器科医の立場から
  加藤真史
2) 病理医の立場から
  都築豊徳

12.監視療法における前立腺生検

 土肥洋一郎 他

コラム:自身の経験や知見に基づいた読者へのショートレクチャー・コメント
1 .直腸癌術後の肛門閉鎖症例での前立腺生検手技について

 宮澤慶行 他

2 .経直腸的生検時の抗菌薬の使用・消毒方法

 東郷容和

3 .MRI 標的・MRI-TRUS 融合生検の保険収載への動向

 浮村 理

4 .新規腫瘍マーカー phi(Prostate Health Index):より適切な生検適応選別への期待

 横溝 晃

5 .Saturation biopsy の適応と問題点

 小島宗門 他

6 .前立腺癌の光力学尿細胞診

 中井 靖 他

Ⅱ 前立腺癌の病理診断における生検および全摘標本の取り扱い方
1 .針生検一般

1) 針生検検体を採取後,どのようにホルマリン固定液に入れるか,その後どのように処理すべきか
  都築豊徳
2) 針生検検体をコンタミネーションしないようにする工夫
  都築豊徳
3) 針生検検体に使用するホルマリンの種類(10%中性緩衝ホルマリン)
  宮城洋平
4) 針生検検体に対する推奨ホルマリン固定時間
  宮城洋平

2 .進行癌症例における針生検

1) 針生検の重要性と必要とされるコア数
  宮城洋平
2) 進行癌においても,針生検本数を変更しない
  都築豊徳

3 .手術標本の取り扱い

1) 手術標本を用いた効率的な遺伝子解析
  都築豊徳
2) 前立腺摘出後のホルマリン固定方法
  都築豊徳
3) 使用するホルマリンは10%中性緩衝ホルマリンが推奨される
  宮城洋平
4) 断端評価のためのインクの塗布
  都築豊徳
5) ホルマリン固定時間を6 時間から48 時間以内に留める工夫
  都築豊徳
6) 転移巣の生検検体,局所の二次生検検体の取り扱いについて
  宮城洋平

Ⅲ 泌尿器科医が知っておくべき前立腺癌病理の話題
1 .Gleason Grading System, ISUP Grade Group など基礎的な解説

 都築豊徳

2 .海外と日本での認知度の差が大きいIDC-P

 都築豊徳

3 .Cribriform pattern の話題

 都築豊徳

4 .神経内分泌分化

 都築豊徳

5 .監視療法可能なGS3+4=7症例における候補選択基準

 加藤琢磨 他

Ⅳ 遺伝子診断からプレシジョンメディシンに基づく薬物治療
1 .前立腺癌におけるプレシジョンメディシンの位置づけ

 赤倉功一郎

2 .HBOC:病態,遺伝カウンセリング,治療

1) HBOC総論
  櫻井晃洋
2) 遺伝性乳がん 概説
  中村清吾
3) 卵巣がん領域における遺伝子診断と治療・PARP阻害剤
  千代田達幸 他
4) 遺伝性前立腺癌とBRCA 遺伝子変異
  松井 博 他

3 .前立腺癌に対するプレシジョンメディシンに基づく治療

1) 標本からの遺伝子検索(パネル検査,コンパニオン診断)・遺伝カウンセリングなどの実際
  寺田直樹 他
2) 前立腺癌に対するPARP 阻害剤の臨床
  上村博司 他
3) Akt 阻害剤の臨床:イパタセルチブ
  内海孝信 他
4) MSI とペムブロリズマブ  ・前立腺癌のMSI─基礎─
  香川 誠 他
 ・前立腺癌に対する免疫療法-マイクロサテライト不安定性を中心に-
  上田翔平 他

4 .神経内分泌分化の診断と治療

1) 神経内分泌分化の基礎
  安水洋太 他
2) 神経内分泌分化の治療(臨床)
  箱崎勇治 他

5 .前立腺癌におけるプレシジョンメディシンの今後の展望

 波多野浩士 他

6 .前立腺癌に対するプレシジョンメディシンと遺伝カウンセリング

 市川智彦

Ⅴ リキッドバイオプシー
1 .総説

 西尾和人

2 .前立腺癌におけるCTC の有用性

 桶川隆嗣

3 .CTCの機能解析(DNA,RNA,タンパク質)

 本郷 周 他

4 .前立腺癌における血漿遊離DNA(cfDNA)解析-基礎から臨床実装まで-

 赤松秀輔

5 .エクソソーム

 田村貴明 他

6 .マイクロRNA を指標とした前立腺癌・リキッドバイオプシー

 五島悠介 他

7 .前立腺癌への応用:研究,実臨床-世界の動向および日本の現状と展望-

 坂本信一