乳癌のホルモン療法9 乳癌の術後補助ホルモン療法
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著者:野村 雍夫
ISBNコード:978-4-87151-362-3
発行年月日:2009年10月20日
サイズ・頁数:B5判・407頁
[商品説明]臨床医、研究者必携!!
―乳癌のホルモン療法の歴史から最新知見までを網羅-
「110年以上の歴史をもつ乳癌のホルモン療法を、できるだけ広範な基礎的、臨床的な範疇にわたり包括的に網羅しようと試みた。・・・(中略)・・・ERシグナル伝達経路と増殖因子シグナル伝達経路との相互作用が乳癌の増殖を制御するという証拠が蓄積され、これらに対する総合的な干渉が将来の新しいホルモン療法となる可能性が出てきたと考えられる。」(第1巻序文より)
[目次]
I.乳癌の術後補助療法の戦略と歴史的展開
- 乳癌の術後補助療法の戦略
- 乳癌の術後補助療法の歴史的展開
II.閉経前乳癌患者に対する術後補助ホルモン療法
- “閉経前”の定義
- ホルモン反応性の閉経前乳癌に対する術後補助療法の選択
- 卵巣機能抑制 ovarian function suppression/ablation
- 閉経前乳癌患者に対する化学療法―化学療法の卵摘効果
- 閉経前乳癌に対するAI 単独またはLH-RHa + AI の効果と問題点
- LH-RHa による術後補助療法の問題点
- 最若年者の術後補助療法の特異性
- 閉経前乳癌患者に対する化学療法またはLH-RHa術後補助療法の有害事象
III.閉経後乳癌に対する術後補助ホルモン療法
- TAMによる術後補助ホルモン療法
- アロマターゼ阻害剤(AI)による術後補助ホルモン療法
- 超高齢者の術後補助療法
IV.原発乳癌の予後因子と術後補助ホルモン療法の効果予測因子
- 臨床病理学的予後因子
- ホルモンレセプター発現状況
- 遺伝子発現プロファイリング
- 癌遺伝子や増殖因子などの意義
- 術後補助療法を必要としない患者を同定できるか?あるいは,
すべての患者が術後補助療法を受けるべきか?
V.閉経後乳癌患者における術後補助療法の副作用とQOL
- TAMの有害事象
- AIの有害事象
- 閉経後乳癌患者に対する術後補助ホルモン療法における個々の有害事象
VI.乳癌患者の術後の長期間の問題と対処
- 乳癌術後の疲労感
- 睡眠障害
- うつ症状
- 認知機能障害
- 乳癌術後患者の肥満
- 性機能障害
- 術後補助療法のQOL に及ぼす影響
- 乳癌術後の妊娠と出産
- 乳癌術後のホルモン補充療法
- 重複癌
- 術後補助療法の受容と治療法の決定
- 閉経後乳癌患者に対するAI 術後補助療法の費用効率
VII.術前ホルモン療法(neoadjuvant endocrine therapy)
- 術前治療の原理
- 術前治療のエンドポイント
- 術前治療と術後補助療法の比較
- 術前ホルモン療法の効果
- 術前ホルモン療法と化学療法の比較
- 術前化学・ホルモン療法
- 術前治療としての化学療法またはホルモン療法とSTI の併用
- 術前治療の効果予測因子