乳癌のホルモン療法7 高用量プロゲステロン剤

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著者:野村 雍夫

ISBNコード:978-4-87151-361-6

発行年月日:2009年10月20日

サイズ・頁数:B5判・101頁


[商品説明]臨床医、研究者必携!!
―乳癌のホルモン療法の歴史から最新知見までを網羅-
「110年以上の歴史をもつ乳癌のホルモン療法を、できるだけ広範な基礎的、臨床的な範疇にわたり包括的に網羅しようと試みた。・・・(中略)・・・ERシグナル伝達経路と増殖因子シグナル伝達経路との相互作用が乳癌の増殖を制御するという証拠が蓄積され、これらに対する総合的な干渉が将来の新しいホルモン療法となる可能性が出てきたと考えられる。」(第1巻序文より)

[目次]

I.高用量プロゲスチン治療の歴史的展開
  1. 低用量MPA
  2. 高用量MPA 注射剤
  3. 高用量MPA 経口剤
  4. プロゲスチンの発癌リスク
II.高用量プロゲスチンの作用機序
  1. 乳癌培養細胞における増殖阻害効果とホルモンレセプター
  2. 腫瘍内ホルモン代謝に及ぼす影響ーestradiol 濃度低下作用
  3. 副腎ステロイドホルモンの合成抑制ー下垂体-副腎-性腺系の抑制
  4. プロゲスチンのその他の効果
III.再発・進行乳癌に対するMPAの効果
  1. 投与法による比較ー筋注と経口投与
  2. 用量,血中濃度と臨床効果との関連
  3. MPA の効果予測因子
  4. MPA の有用性と問題点ー他のホルモン療法との比較から
IV.MAおよびその他のプロゲスチン
  1. MA
  2. その他のプロゲスチン
  3. 乳癌以外の疾患に対するプロゲスチンの効果
V.高用量プロゲスチンの副作用と副次的効果
  1. MPA の副作用
  2. プロゲスチンの副次的効果
VI.抗プロゲステロン剤(antiprogestin)
  1. 抗プロゲステロン剤の作用機序
  2. 抗プロゲステロン剤の抗腫瘍効果
  3. mifepristone の臨床効果