膵・胆管合流異常 診療ガイドライン
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編集:膵・胆管合流異常研究会・日本胆道学会
ISBNコード:978-4-87151-425-5
発行年月日:2012年5月5日
サイズ・頁数:B5版・84頁
[商品説明] 本書は世界ではじめての膵・胆管合流異常に対するガイドラインであり、I.概念・病態・病理、II.診断、III.膵胆道合併症、IV.治療と予後から構成されている。いずれもClinical Questionに対するステートメント、そして解説という形式で構成されている。
編集責任委員により、Clinical Questionを計46個作成し、ガイドライン作成委員と協力委員に各ステートメントと解説の執筆を依頼した。
本ガイドラインは、膵・胆管合流異常の診療に一定の指針を与え、臨床上の実用性を重視した内容を目指すとともに、この疾患について広く認知して頂くために、膵・胆管合流異常に関する一般的な事項も内容に加え作成された。
[目次]
序
ガイドライン作成の経緯と目的
本ガイドラインにおける先天性胆道拡張症という用語の使い方について
ガイドライン作成出版構成委員
I.概念,病態,病理
CQ-I-1.膵・胆管合流異常とはどのような疾患なのか?CQ-I-2.膵・胆管合流異常の発生機序は?
CQ-I-3.膵・胆管合流異常の分類は?
CQ-I-4.先天性胆道拡張症はどのような疾患なのか?
CQ-I-5.先天性胆道拡張症の発生頻度に,性別や地域で差があるのか?
CQ-I-6.膵・胆管合流異常の主乳頭の病理は?
CQ-I-7.膵・胆管合流異常の胆道の病理学的変化は?
CQ-I-8.膵・胆管合流異常の乳頭部機能は?
CQ-I-9.膵液胆道,胆汁膵管逆流現象とは?
CQ-I-10.膵胆管高位合流とは?
II.診断
CQ-II-1.膵・胆管合流異常の診断基準は?CQ-II-2.膵・胆管合流異常にはどのような臨床症状があるか?
CQ-II-3.膵・胆管合流異常には血液検査の異常はあるか?
CQ-II-4.膵・胆管合流異常の診断におけるUS の役割は?
CQ-II-5.膵・胆管合流異常の特徴的なERCP 所見は何か?
CQ-II-6.膵・胆管合流異常はMRCP で診断可能か?
CQ-II-7.膵・胆管合流異常の診断におけるMD-CT,DIC-CT の役割は?
CQ-II-8.膵・胆管合流異常の診断におけるEUS の役割は?
CQ-II-9.胆汁中アミラーゼの測定は膵・胆管合流異常の診断に有用か?
CQ-II-10.先天性胆道拡張症の出生前診断は可能か?
III.膵胆道合併症
CQ-III-1.膵・胆管合流異常に合併する胆道結石の頻度と特徴は?CQ-III-2.膵・胆管合流異常に合併する急性膵炎の頻度と特徴は?
CQ-III-3.膵・胆管合流異常に合併する慢性膵炎の頻度と特徴は?
CQ-III-4.胆汁中アミラーゼ値は膵炎合併に関与するか?
CQ-III-5.膵・胆管合流異常の胆道癌合併率は?
CQ-III-6.膵・胆管合流異常に合併する胆道癌の特徴は?
CQ-III-7.膵・胆管合流異常に合併する胆道癌と通常の胆道癌で発癌メカニズムに違いはあるか?
CQ-III-8.胆嚢・胆管内の胆汁中アミラーゼ値により胆道癌発癌リスクは異なるか?
CQ-III-9.膵・胆管合流異常は膵臓癌を合併しやすいか?
IV.治療と予後
CQ-IV-1.膵・胆管合流異常の手術時期はいつ頃が良いか?CQ-IV-2.無症状例の手術適応は?
CQ-IV-3.蛋白栓の処理はどうしたら良いか?
CQ-IV-4.術中胆道造影は必要か?
CQ-IV-5.嚢胞の切除範囲はどこまでとすべきか?
CQ-IV-6.肝内胆管の狭窄はどう対処したら良いか?
CQ-IV-7.胆道再建の方法は?
CQ-IV-8.胆管穿孔を伴った例に対する治療は?
CQ-IV-9.胆管非拡張型膵・胆管合流異常に対する手術術式は?
CQ-IV-10.嚢胞切除術の合併症はどのようなものがあるか?
CQ-IV-11.術中に膵管損傷を生じた場合の対処方法は?
CQ-IV-12.術後肝内結石発生例に対する対処法は?
CQ-IV-13.膵内遺残嚢胞内結石に対する対処法は?
CQ-IV-14.先天性胆道拡張症と胆管非拡張型膵・胆管合流異常で長期予後は異なるか?
CQ-IV-15.術後早期と晩期合併症の頻度は?
CQ-IV-16.分流手術および非分流手術後の胆管癌発生頻度は?
CQ-IV-17.分流手術および非分流手術後の術後経過観察期間は?