書籍-消化器

胃切除と再建術式
胃切除と再建術式 監修:三輪 晃一 
編集:今村 幹雄


定価:本体6,000円+税
ISBNコード:4-87151-331-9
発行年月日:2005年5月27日
サイズ・頁数:B5判・294ページ

[商品説明] 本書のは消化器外科、とりわけ胃外科医で研修医から専門医を対象にし、基礎編と臨床編で構成されている。読者は基礎編を読むことにより胃生理学を学び再建術でのポイントを把握でき、さらに臨床編を読むことによりいかなる再建術を選択すべきかを知ることができ、非常に価値のある有意義な実践書である。 [目次]

基 礎 編
I. 迷走神経の走行,運動枝の走行 佐藤 健次
  1. 緒  言
  2. 副交感神経系(parasympathetic nervous system)
    1. 消化器に関係する副交感神経
    2. 迷走神経
  3. 交感神経系(sympathetic nervous system)
    1. 椎傍神経節と椎前神経節
    2. 腹部内臓の交感神経支配
    3. 胃の交感神経支配
II. 胃・小腸運動―迷走神経,腸管神経の関与 唐木 晋一郎,他
  1. 緒  言
  2. 腸管神経系Enteric nervous system, ENS
    1. ENSに存在する神経細胞の分類
    2. ENSの神経伝達物質
    3. 蠕動運動制御のための壁内神経回路
    4. 腺分泌コントロールのための壁内神経回路
    5. 副交感神経の消化管への投射
    6. 交感神経の消化管への投射
    7. 外来性知覚神経extrinsic primary afferent neuron (EPAN)の消化管への投射
    8. ENSのまとめ
  3. 各  論
    1. 胃運動とその調節機構
    2. 小腸運動とその調節機構
  4. 結  語

臨 床 編
I. 幽門保存胃切除術
  1. 早期胃癌に対する迷走神経温存幽門保存胃切除術 今村 幹雄,他
    1. 緒  言
    2. 術式の根拠
    3. 適  応
    4. 手術手技
      1. 開  腹
      2. 胃結腸間膜の切開
      3. No. 6リンパ節の郭清と右胃大網動脈の処理
      4. 小網の切開と幽門側の切離
      5. 小網の切開とNo. 8a,11pリンパ節の郭清
      6. 迷走神経前幹,肝枝,前胃枝の露出
      7. 迷走神経後幹,腹腔枝,後胃枝の露出
      8. 左胃動脈の処理とNo. 7,9リンパ節の郭清
      9. No. 1リンパ節の郭清と胃口側の切離
      10. 胃胃(端端)吻合
      11. 閉  腹
    5. 術後の残胃運動能
    6. 結  語
  2. 準D2リンパ節郭清を伴う幽門保存胃切除術術後の長期成績 柴田 近,他
    1. 緒  言
    2. 手術術式
    3. 多施設共同研究の結果
      1. 対象症例
      2. 症例の概要
      3. 術後早期成績
      4. 長期成績
    4. 結  語
  3. “D2”郭清を伴う自律神経温存幽門保存胃切除術 二宮 基樹
    1. 緒  言
    2. 本術式の概略
    3. 適  応
    4. 術式の実際
      1. 皮膚切開
      2. No. 4 sbリンパ節外側切離線の設定
      3. 大彎側の郭清
      4. 肝枝温存と小彎の切離
      5. No. 5リンパ節郭清
      6. 胃遠位側の切離
      7. 総肝動脈,脾動脈周囲の郭清と自律神経温存
      8. No. 11pリンパ節の郭清
      9. No. 7および9リンパ節左側の郭清と左胃動脈根部の確保
      10. No. 1前面頭側縁の設定
      11. 腹腔枝周囲の郭清
      12. 左胃動脈根部周囲およびNo. 8a正中側の郭清
      13. No. 1および3リンパ節の郭清
      14. 近位側残胃の郭清と胃胃吻合
      15. 胃胃吻合
    5. 考  察
  4. 幽門保存胃切除術 梨本 篤,他
    1. 緒  言
    2. 適  応
      1. M癌のリンパ節転移陽性例
      2. 早期胃癌のリンパ節転移状況
      3. PPGにて郭清不十分になるリンパ節に転移を認めた2症例
    3. 対  象
    4. 手術手技
      1. 大彎側と幽門上リンパ節の郭清
      2. 迷走神経肝枝および腹腔枝の温存
      3. 小彎側大2群リンパ節郭清
      4. 胃の切離と吻合
    5. 成  績
      1. 手術関連事項
      2. 術後愁訴
      3. 術後体重の変動
      4. 上部内視鏡検査
      5. Tc99m胆道シンチグラム
      6. 術後胆石症
      7. 術後他臓器重複癌
      8. 残胃再手術症例と再発死亡症例
    6. 考  察
    7. 結  語
  5. 幽門保存胃切除術 小田 健司,他
    1. 緒  言
    2. 対象症例
      1. 手術適応
      2. 検討項目
    3. 手術術式
      1. 肛門側切離の位置
      2. 郭清程度
      3. 迷走神経の取り扱い
      4. 大網の取り扱い
    4. 術後成績(幽門側胃切除術との比較を中心に)
      1. 体重変化率
      2. 血清総蛋白(TP),アルブミン(ALB),総コレステロール(T-CHO)濃度の変化率
      3. 術後上部消化管内視鏡所見
      4. アンケート調査結果
      5. 胃排出遅延(DGE)について
      6. 胆道系への影響
    5. 結  語
  6. 幽門保存胃切除術 西川 和宏,他
    1. 緒  言
    2. 対象症例
    3. 手術術式
      1. 迷走神経温存幽門保存胃切除術
      2. 術式のポイント
    4. 術後成績
      1. 経口摂取量,体重変化
      2. 腹部症状
      3. 胃排出能
      4. 幽門運動機能
    5. 結  語
  7. 胃癌に対する幽門保存胃切除術 山田 行重,他
    1. 緒  言
    2. 症  例
      1. 対  象
      2. 手術適応
    3. 手術手技
      1. 切除範囲
      2. 開  腹
      3. 十二指腸授動
      4. 横行結腸間膜前葉の剥離
      5. 幽門下リンパ節郭清
      6. 幽門上リンパ節郭清
      7. 胃の切離
      8. 総肝動脈,腹腔動脈ならびに左胃動脈周囲のリンパ節郭清
      9. 右噴門,小彎リンパ節郭清
      10. 大彎リンパ節郭清
      11. 胃 切 除
      12. 胃・胃吻合
      13. 完 成 図
    4. 術後成績
    5. 結  語
II. 幽門側胃切除Roux-Y再建
  1. 幽門側胃切除Roux-Y再建 森 和彦,他
    1. 緒  言
    2. 定義と頻度
    3. 病  因
    4. 予 防 法
      1. 挙上脚の長さ
      2. 挙上空腸盲端の吊り上げ
      3. 挙上空腸における吻合口の作成部位
      4. 半層―全層縫合
  2. 幽門側胃切除Roux-Y再建 羽藤 慎二,他
    1. 緒  言
    2. 幽門側胃切除後再建法の選択
    3. 幽門側胃切除後R-Y再建の実際
    4. 結  語
III. 胃分節切除術
  1. Lymphatic basin dissectionを伴う胃分節切除術 宮下 知治,他
    1. 緒  言
    2. 対象症例
    3. 胃分節切除術の手術手技
      1. 開腹・胃の授動
      2. 術中内視鏡下リンパ系描出法(Intraoperative endoscopic lymphatic mapping; IELM)
      3. Lymphatic basin (LB)の同定
      4. Lymphatic basin dissection (LBD)
      5. 摘出されたLBの処理
      6. 分節切除法
      7. 胃吻合法
    4. 胃分節切除の術後成績
      1. PS群とDG群との比較
      2. SG群とPPG群の比較
    5. 結  語
  2. 胃分節切除術 大山 繁和,他
    1. 要  旨
    2. 緒  言
    3. 術式の概要
    4. 適  応
    5. 治療成績
      1. 術後QOL
      2. 臨床病理
      3. 予  後
    6. 考  察
IV. 空腸嚢を用いた再建術(Pouch surgery)
  1. 迷走神経温存・D2郭清を伴う噴門側胃切除と空腸嚢間置食道胃幽門洞吻合術 今村 幹雄,他
    1. 緒  言
    2. 対象症例
    3. 術式の特徴
    4. 手術手技
      1. 開  腹
      2. 胃結腸間膜の切開と大彎側の処理
      3. 小網の切開と幽開洞切離
      4. 胃冠状静脈の処理とNo. 8a,11pリンパ節の郭清
      5. 脾臓の後腹膜からの遊離,脾動静脈の結紮・切離と食道前面の処理
      6. 迷走神経前幹,肝枝,前胃枝の露出と小網の切開
      7. 迷走神経後幹,腹腔枝,後胃枝の露出
      8. No. 1,7,9,11pリンパ節郭清と左胃動脈の処理
      9. 食道離断と胃噴門側切除
      10. 逆U字型空腸嚢の作製
      11. 食道空腸嚢端側吻合
      12. 空腸嚢胃幽門洞端端吻合
      13. 閉  腹
    5. 術後成績
      1. 体重の変動
      2. 食後の空腸嚢内停滞感
      3. 空腸嚢食道逆流
      4. 術後の上部消化管造影所見
    6. 結  語
  2. 噴門側胃切除後空腸嚢間置再建術 山口 浩司,他
    1. 緒  言
    2. 対象症例
    3. 手術術式
      1. 噴門側胃切除後空腸嚢間置術の適応
      2. 胃切離線の設定
      3. リンパ節郭清
      4. 神経温存
      5. 間置空腸嚢の作製
      6. 再  建
    4. 術後成績
      1. 術後障害の発生頻度
      2. 体重の推移(%体重:手術前比)
      3. 血清総蛋白値,血清アルブミン値の推移
      4. 食物シンチグラムによる胃排出能評価
    5. 考  察
  3. Proximal gastrectomy後の再建 金 達浩,他
    1. 緒  言
    2. 対象症例
    3. 手術術式
      1. 術式の要点
      2. 術式の実際
    4. 術後成績
      1. 消化器症状
      2. 内視鏡所見
      3. QOL評価
  4. 胃全摘後空腸pouch間置術 寺島 雅典,他
    1. 緒  言
    2. 対象症例
    3. 手術術式
      1. JIの術式
      2. JPIの術式
    4. 術後成績
      1. 排泄シンチによる食物貯留能の検討
      2. 術後体重および血清総蛋白の推移
      3. 術後愁訴
      4. Pouch長と排泄時間との関連
    5. 結  語
  5. 空腸嚢を用いた再建術(Pouch surgery)  市倉 隆,他
    1. 緒  言
    2. 対象症例
      1. 胃全摘術
      2. 噴門側胃切除術
      3. 幽門側胃切除術
    3. 手術術式
      1. 胃全摘後の空腸pouch-double tract再建
      2. 噴門側胃切除後の空腸pouch間置再建
      3. 幽門側胃切除後の空腸pouch-double tract再建
    4. 術後成績
      1. 術後早期の合併症
      2. 胃全摘・空腸pouch再建例の術後愁訴
      3. 噴門側胃切除・幽門側胃切除後の空腸pouch間置再建の意義
    5. 結  語
  6. 幽門側胃切除術後の空腸パウチ間置再建法 木南 伸一,他
    1. 緒  言
    2. 対象症例
    3. 手術術式
      1. 空腸脚の作製
      2. パウチ作製
      3. 残胃とパウチの吻合
      4. 間置空腸と十二指腸の吻合
    4. 術後成績
      1. 安全性と術後合併症
      2. 消化管運動機能検査
      3. 術後愁訴アンケート調査
    5. 結  語
  7. 空腸嚢を用いた再建術―特に早期胃癌に対する機能温存術式について  富田 凉一,他
    1. 緒  言
    2. 迷走神経温存幽門側胃切除兼J型空腸嚢間置術
      1. 適応基準
      2. 術式のポイント
      3. 術後成績
    3. 迷走神経・幽門輪温存幽門側胃切除術兼J型空腸嚢間置術
      1. 適応基準
      2. 術式のポイント
      3. 術後成績
    4. 迷走神経温存噴門側胃切除兼J型空腸嚢間置術
      1. 適応基準
      2. 術式のポイント
      3. 術後成績
    5. 下部食道括約筋・幽門輪温存胃亜全摘兼J型空腸嚢間置術
      1. 適応基準
      2. 術式のポイント
      3. 術後成績
    6. 結  語
  8. 噴門様形成を付加した空腸pouch間置術 弓場 健義
    1. 緒  言
    2. 対象症例
    3. 手術術式
      1. 胃 全 摘
      2. 空腸のマーキング
      3. 空腸パウチの作製
      4. パウチ間置手技
      5. 噴門様形成および横隔膜への固定
      6. 空腸吻合
    4. 術後成績
      1. 対  象
      2. 方  法
      3. 成  績
    5. 結  語
  9. 空腸嚢を用いた胃全摘後再建術 中根 恭司,他
    1. 緒  言
    2. 手術適応
    3. 手術手技
      1. 空腸の切離
      2. 空腸パウチ作製手技
      3. パウチ間置再建手技
    4. 術後成績
    5. 結  語
  10. 胃全摘後のY脚部空腸パウチRoux-Y法再建術 有留 邦明,他
    1. 緒  言
    2. 検討対象項目
    3. 手術手技
      1. 空腸の切離
      2. 食道空腸吻合およびρ吻合
      3. Y脚部空腸パウチ作製
    4. 術後成績
  11. 胃癌に対する胃全摘術後のJejunal pouchを用いたRoux-Y再建法
    ―栄養状態早期改善への有用性― 野添 忠浩
    1. 緒  言
    2. 対象・方法
    3. 術  式
      1. Jejunal pouchの作製
      2. 食道・空腸吻合および空腸・空腸吻合
    4. 手術および術後経過
    5. 考  察
      1. QOLに関する栄養免疫学見地からの考察
      2. 手術時間と手術手技の利点
      3. Pouchの長さと逆流性食道炎症状
      4. 食事摂取量
    6. 結  語
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